最近うちの子供が立て続けに風邪をひきました。
子供の回復力というものは早いもので2日もすれば
ほぼ全快。
で、私にとうとうお鉢が回ってきて今現在ちょっと頭が
ボーっとして、股関節がちょっと痛くて、咳が出て
ちょっとだるいという、明らかに風邪の症状が続いて
早4日目。
まったく歳を重ねるとこうも回復力に差が出るものかと
がっくし来てしまいます。
今日は風邪どころではなく、すでに肺炎にかかって
集中治療室にでもいるかのように報道されている
景気について。
私なりに、考えていることを申し上げたいと思ってます。
それでは本日のお話スタート!!
――――――――---------------
不動産不況と現実のギャップ
――――――――---------------
唐突な話だが、3ヶ月~半年前と比較してお客様の反響が
増えている。
景気は、テレビを見ても新聞を見てもいいことを書いている
ものなどどこにもなく、マインドとしては冷え切っている
と考えてまったくおかしくないこの昨今で。
これまではさっぱりわからなかったこの現象だが、私なりに
少々考えてみた。
そもそもこの世界的な株安が引き起こっている状況で
われわれの生活にはどのように影響しているだろうか。
まずわかりやすいのが、株や不動産で自己の資産を運用していた
人たち。この人たちはまず間違いなく資産の目減りを肌で感じて
いる人たちだと考える。
よってこういう方たちはまず、投資先である(特に株式)を
売却して現金化することで資産の安定化を図っているであろうと。
そして株安が収束に向かう段階でまた自己の資産の安定化、
極大化を目指して投資活動に復活するのでしょうが、
それまではなかなか相場変動するようなものには手を出しづらい
状況が続く気がする。また、おいそれと高額なものに
お金を使うことが難しくなっているのではないか。
反面、株式や投資信託などで資産形成をしてこなかった
人たちもいる。
そのような人たちは、もちろんこの世界株安の影響は
直接的には受けていないだろう。
もちろん、会社から受け取るボーナスや客先である
企業の設備投資の引き締めなどで景気を肌で感じることは
あるだろうが、それが自身の資産の目減りと直結していない
ことが推測される。
テレビやマスコミで取り上げられるいわゆる「不景気」は
その感じる程度の大小はおのおのの資産形成方法に
依存してくるのだろうと思う。
かく言う私も株安には直撃をいただいた一人だ。
去年の秋からはじめた株投資が今年になってどうにも
うまくいかないので、先日一挙に下がる直前でほとんど
手放すことができたのが不幸中の幸いだったと考えて
いる。
話は戻って、最近の景気動向を考える上で物価の変動の
ことにも思いをはせるのも大事かと。
スーパーの食材の値上がりはわかりやすいことと
思うが、ガソリン価格などは今日の話では10週連続で
下落しているという。
実際にスタンドで給油するたびにその恩恵を実感できる
のは私だけでもないだろう。
またすでに発生している円高は、これからも継続することで
少なくとも欧米からの輸入品が以前よりも安く手ごろな
価格で手に入ることにより原材料の上昇を少なくとも
和らげる効果はありそうだ。
これらのことを考えてもそうそう物価上昇が全面的に
私たちの生活を圧迫するかというとそれもそうでは
なさそうだ。
確かに今は前のように極端に土地の大きい物件や
豪華な物件はなかなか反響がないのも事実で
手ごろな価格帯(特に新築だと四千万円まで、
中古だと三千万円台)が売れ筋だ。
だがその価格帯の物件には確実に反響がある。
また、メールのみの問い合わせということではなく、
電話でのお問い合わせをいただいたり、直接お店に
ご来店いただくケースが多くなり、お客様との
距離が近づいている気がする。
このような方々は最初から株を持っていなかったか
またはすでに株から手が離れてしまった人たち
なのだろうなと思って接客をさせていただいているが、
間違っていたら申し訳ない。
テレビでは貸し渋りや貸し剥がしといったことを
大きな問題として聞くが、住宅ローンではどうか。
実は新築マンションは別として、新築・中古戸建や中古マンションでは
むしろ旺盛に融資をしていきたいという話を直接金融機関の
人たちから聞く。
住宅ローンは全体的に融資額が減少しているようだが、
金融機関にしてみれば個人に、特に住宅に対しては
他の融資に比べてきわめて事故率が低く、特に
推進したい融資先であるという。
これから各社各行競争が激化し、金利の優遇合戦や
評価合戦が過熱しそうな気配すら感じる。
たとえば数年前は中古の戸建に対して、担保の評価が
出しづらいということで、100%の融資などなかなか
考えられなかった。しかし現在では銀行に持ち込んだ段階で
「これは中古なので担保評価がでませんね」
などと開口一番断られることなどなくなった。
そもそも融資が通らないなんてことが、本人の収入など
の理由のほかには聞かない。
またローン金利もこの情勢ではなかなかあげられない
のも事実。当分はこのゼロ金利時代に近い金利水準が続いて
いくのではないだろうか。
テレビや新聞、雑誌といったマスコミは読者視聴者を
全体として意識しながら報道するためか、住宅業界全体が
完全に低迷しているかのように言われるが、実は
「新築マンション業界に限った話ばかりだな」
と当事者として感じるところが多分にある。
またある特定のスポンサーの不動産業者に有利な
情報や方法論が明らかに王道であり正論のように
論じられている。
こういうときだからこそ自分の足で不動産業者を
回り、その真実や方法を語るところを見極める
必要があるのではないかと、情報を発信する側
として勝手に願っている。
基本的にテレビやマスコミが流す情報には正しいことも
多いが、偏っている、または誤解を招くこともまた
含まれると考えるので、統計などのデータ以外に
信じ込むことはできるだけ私は避けている。
それよりも大事なことは、その真ん中にいる当事者の
生の意見や情報が少なくとも真実である可能性が
高いと考えているからだ。
もちろん、営業の人の話はその立場や目的から
伝えたいことや自分に有利なことだけを話す人たちが
多い。その中でどれが本当のことで信じていい部分
なのかを見極めなければならないのは大変な
作業だとも思う。
今回の話は、これを読む皆様からはいろいろご指摘や
ご批判もいただきそうだが、いち町の不動産屋の
戯言だと捨て置きいただけると幸いだ。
ただ、株価が下がって景気が悪くなったからと言って、
われわれの生活が「全体・全員」として苦しくなっていて
家など考える人がぜんぜんいなくなったということでもないようだ。
それは仕事を通して感じている部分だ。
/////////////////////
<本日のまとめ>
景況感というものは、それぞれの当事者によって
感じ方がかなり違うと最近思い始めてきた。
私たちが仕事をしていく上でも、これを読む皆様も
それほど悲観することだけでもなさそうだ。
現在の円高というのは、ただ単に欧米の通貨が
弱体化しただけではなく、日本経済の現在の
潜在能力を改めて世界に認識されたのだと
思っているし、強く思いたい。
/////////////////////




